これはリリースしているアプリのダウンロード数が急に減って困っている方へ向けた記事です。
同様の問題が発生している方のお役に立てたら幸いです。
昨年末クラッシュが発生するアップデートをリリースしてしまいました。
対策が遅れ、問題を一週間程度放置したところ、クラッシュ発生率が不正な動作のしきい値を超えてしまいました。
不正な動作のしきい値を超えたあたりから、対象のアプリのダウンロード数が半減とはいかないまでも3~4割程度減ってしまいました(涙
不正な動作のしきい値について
「ユーザーが認識したクラッシュ率」と「ユーザーが認識した ANR 発生率」はGoogle Playの品質に関する重要指標です。
これらに対して閾値が設定されていて、アプリがこの閾値を超えるようになると「不正な動作のしきい値を超えたアプリ」として扱われるそうです
- Google Play で見つかりにくくなる可能性があります
- 別のアプリを使用するようユーザーを誘導します。
- 場合によっては、ユーザーが事前に認識できるようアプリのストアの掲載情報に警告が表示され、技術的品質の高い別のアプリを探すためのオプションが提供されることもあります。
※2024年8月15日追記
最新版を確認したところ下記のような表現に変更されていました。
アプリへの攻撃にこの仕組みが使われているのでは?と思わせる現象をちょくちょく確認していたので、Googleが何らかの対策をしたのかもしれません
アプリが特定のデバイス モデルで不正な動作をする場合、Google Play はそれらのデバイスのユーザーをそれらのタイトルから遠ざけ、より適切な他のタイトルに誘導します。場合によっては、ユーザーの期待を設定し、より技術的な品質の高い代替品を探すオプションを提供するために、アプリのストア リストに警告が表示されることがあります。
「過去 28 日間のデータを基にアプリの品質を評価します」という話なので、一度クラッシュ率が上がってしまうと対策後も28日間その影響を受け続ける可能性があります。
対象のアプリも年始にクラッシュ対策を行い問題のクラッシュが発生しない状況になっていますが、まだ閾値を超えたままになっています。(涙
クラッシュが発生するアプリをリリースしてしまった場合、直ぐに対策する事をお勧めします。
以上となります