これはSteam向けにゲーム開発を行っていて、ダウンロード数やウィッシュリストの登録数を増やしたいと考えている人に向けた記事です。
steamworksのお知らせで「Steamでゲームがプレーヤーに紹介される方法」が掲載されていました
興味深い内容だったので、内容を少し書き出してみました。
※記載内容には筆者の勘違いなどが含まれる場合があります。ご注意ください
Steamビジネスチームのエリックさんからの解説動画です
この動画では、Steamでどのような仕組みでユーザーに表示されるゲームが決定されるかについて解説がされています。
Steamの目標
・ユーザーにユーザーに適した・興味を持ってもらえるゲームを提示する事
→Steamはユーザーへの露出(広告)を販売しません
→掲載を手助けするパブリッシャは必要ない
→Steamの担当者に依頼する必要はない
・プレイヤーと開発者の両方と長期的な関係を構築する
Steam掲載の仕組み
- アルゴリズムによる掲載スペースとキュレーションによる掲載スペースとがある
- アルゴリズムでの掲載内容は顧客の興味に合わせてカスタマイズされる
- キュレーションによる掲載スペースの中には掲載条件が非常に厳しい物がある
- 話題の新作・売り上げ上位・人気の近日登場・スペシャルセクションの掲載内容はアルゴリズムが決定する
- 人気の近日登場は主に過去二週間のウィッシュリストの動向が反映される
- アルゴリズムは一つではない。完璧なアルゴリズムは無い。常にアルゴリズムを調整している
- ストアの表示内容はプレイヤーによって異なる。
- ユーザーの興味の判定に影響する物は影響する事柄は、ゲームのプレイ、ゲーム購入、パブリッシャーのフォローレビュー投稿、ゲームをお勧めする事。フレンド追加、フレンドのゲームプレイ観戦など
- 多くのプレイヤーが時間とお金を使っているゲームは評価が上がる
- ゲームへの評価は常に変化する→リリース直後の評価が低くても挽回可能
TwitterやRedditで語られている噂について
- 「TwitterやRedditで語られている都市伝説は事実無根」
- ストアページへのトラフィック量/コンバージョン率はアルゴリズムに影響しない
- レビュースコア→高評価が40%以上であればアルゴリズムに影響しない
- ウィッシュリスト数はリリース前にだけアルゴリズムに影響する。リリース後は影響しない
- 早期アクセスはアルゴリズムに影響しない。おすすめへの掲載やストアでの露出は発生しない。宣伝向けの機能ではない
- ローカリゼーションはアルゴリズムに影響する。多くの言語でストアページやゲームをサポートしてください。重要です
その他
「私やSteamビジネスチームの誰かと友達じゃなくても大丈夫です!」と強く訴えていたのが印象的でした。
英語字幕がある動画の視聴はCaptionSpeakerを使ってます。